もっと眠れば、あなたは創造的になる

 

もっと眠れば、あなたは創造的になる

 

 

 

 

私たちは忙しすぎて、寝る時間がもったいないと

考えがちですが、それは覚醒時にどれだけ成果を

出すかが大事、と普通私たちは考えているから

ですよね。

 

ですが、これとは裏腹に、あのアインシュタインは、

平均9時間寝ていたそうです。

 

発明王エジソンも、毎日の昼寝を大事にしていました。

 

そして、あの名曲「イエスタデイ」を生み出した

ビートルズのポール・マッカトニーも、寝ている間に、

この曲が浮かんだと言っています。

 

これだけの事実が連なると、どうやら睡眠は「怠惰」

や「無駄」ではなく、「創造性」と「知性」にとって

欠かせない要素のようです。

 

 

全ての生き物は眠る、しかし寝る場所が問題だ !?

 

 

 

 

睡眠のサイクルは、ノンレム睡眠とレム睡眠が90分で

交互に繰り返されていることはよく知られています。

 

実は、進化の過程で最初に出現したのは、ノンレム

睡眠だそうですが、昆虫、魚、両生類、爬虫類には、

ノンレム睡眠はあっても、レム睡眠がないと、睡眠

の分野の世界的研究者であり、エキスパートである

マシュー・ウォーカー博士は、その著書の中で説明

されています。

 

進化で遅れて出現した鳥類や哺乳類には、レム睡眠が

確認されますが、賢い猿チンパンジーでも、レム睡眠は

全睡眠の9%程度、これに対し我々人間は、なんと

20~25%がレム睡眠なんだそうです。

 

どうやらここに進化のカギと、我々人間を万物の長に

ならしめたカギが隠されているようです。

 

これはなぜなのか、それは眠る場所と関係するようです。

人間は、眠る場所を木の上から地上に変えたことで、

レム睡眠の比率が増えたそうなのです。

 

レム睡眠は、夢を見る睡眠として知られていますが、

筋肉が弛緩して動かないため、夢の中で逃げたいのに

走れないというフラストレーションを感じますよね。

 

木の上は外敵から襲われにくいという利点がありますが、

木から落ちるという危険があるため、筋肉が動かなくなる

レム睡眠は適さないということになります。

 

ですから、人間は木から降りて地面に寝るようになったことで、

レム睡眠の比率が上がったということなのです。

 

 

 

 

 

見る夢には意味がある!

 

 

私たちは目を覚ました翌朝、あの辻褄の合わない夢は

一体何だったんだろうと思いますよね?

 

実はこの夢は、起きている時の脳にはできない

離れ業をやってのけているそうです。

 

夢はレム睡眠中に見ていますが、この時活発になる

脳の部位は、記憶を司る海馬と、感情を司る扁桃体です。

 

これに対し、合理的な判断を下す部位、前頭前皮質が

静かになります。なので、レム睡眠中の脳は、ほぼ

何でもあり状態となります。

 

ノンレム睡眠は、覚醒時に得た情報を記憶として定着

させる働きがあるのに対し、レム睡眠は、覚醒時の

常識を完全に無視し、これまでの記憶の倉庫を自由に

飛び交います。

 

そして、全くかけ離れた記憶同士をつなげ、斬新な

アイデアを生み出したり、思わぬ問題の解決策を

引き出したりすることができます。

 

夢は常識に囚われない「天才」なので、覚醒時に

見た夢を解釈しようとしても辻褄があいません。

 

エジソンはこのことに気がついていたので、昼寝をし、

起きたすぐ忘れないうちに、夢をノートに書き留めて

いたと言います。

 

 

 

 

ポール・マッカートニーも、夢に出てきたコードを

起きてすぐにピアノで引いてみると、美しいメロディ

が現れ「イエスタデイ」ができたけど、自分が作った

曲とは思えないと言っています。

 

ですから、もし、問題を解決できない時や、新しい

アイデアが欲しい時は、すべてをレム睡眠に任せて

さっさと寝た方が良さそうですよね。

 

また、レム睡眠中は、理性サイドの脳が静かになり、

記憶や感情サイドの部位が活発になるので、これが

セラピーの役割にもなっているようです。

 

たとえば、過去の辛かった経験を思い出して辛く

なるのは、事実そのものより、その時感じた感情を

思い出しているからですよね。

 

まさしく、レム睡眠で見る夢が、その事実から感情を

取り除く役割を果たしており、辛い経験の記憶を、

経験則に変えて、知恵に変えています。

 

 

 

 

よく、心の傷は時間が解決すると言われますが、

レム睡眠が解決しているということの方が正しい

ようです。

 

ちなみに、レム睡眠中は、不安を誘発するストレス

ホルモン、ノルアドレナリンが、脳内から一掃される

そうなので、このことからも、レム睡眠が、セラピー

として作用していると考えられます。

 

 

睡眠の質はパフォーマンスを左右する

 

 

また、レム睡眠を持つ(=夢を見る)という特徴は、

進化的には新しいとお話しましたが、レム睡眠に

よって、私たち人間の認知力と社会文化の複雑さが

発達したと考えられています。

 

猿と人間の違いは、EQ(心の知能指数)の高さの

違いと言えるかもしれません。

 

EQとは、社会情動的情報を読み取る能力を指し、

コミュニケーションでの顔の表情、態度、しぐさ

から、相手の気持ちを読み取り、かつ汲み取り、

双方向の良い関係性を築ける能力のことです。

 

レム睡眠は、私たち人間に、社会を構成する能力と

創造性を発揮する能力を高めてくれた、と言えます。

 

人間の睡眠は、他の霊長類の10~15時間に対し、

特にレム睡眠が増えたことによって、平均して

8時間と凝縮されました。これに伴い、脳は急速に

複雑に発達したと言われています。

 

睡眠は、私たちの創造性を高め、パフォーマンスを高め、

かつ毎日のセラピーとしても活躍してくれているので、

これらのベネフィットを得るために、睡眠の質は

きわめて重要です。

 

覚醒時にどれだけ成果を出すかは、どれだけ質の高い

睡眠をとっているかにかかっていると言っても過言

ではありません。

 

マグネシウムや、カーバ、マグノリア、レモンバーム、

ナツメ、パッションフラワーなどのハーブは、忙しい

マインドを鎮めて、気持ちを落ち着かせ、同時に

睡眠の質を高めてくれますので、大いに活用したい

ものです。

 

今夜から罪悪感を感じることなく、もっと眠ることを、

心置きなく楽しみましょう!

 

 

 

 

睡眠に良いハーブや栄養素の調合に関するお問い合わせ

こちらから。ピュアエッセンスでは、カスタマイズで、

皆様のニーズに特化したサプリメントをご提案いたします。

 

 

ピュアエッセンスでは、身体のこと、心のこと、スピリチュアルな健康のことなど、

日常的な例を交えながらわかりやすくご説明する、ウェルネスコーチ無料メールマガジンを配信しています。

すべてがお互いにつながって作用し、私たちの健康を創っていることをお伝えしています。

健康の総合的な捉え方で、日常的に親しんで活用していただけるよう発信してまいりますので、

どうぞこちらからご登録ください。



single-column