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脳が本当に見ているものとは?
ホログラムって何?
皆さんはホログラムという言葉を聞いたこと
がありますか?
私がこの言葉を初めて聞いたのは、
スピリチュアルなテーマで書かれた英文を、
日本語にする作業を頼まれた時です。
ですから、最初ホログラムとは、スピリ
チュアルな概念だと思っていました。
なぜなら、ホログラムとは、
「すべての部分に全体が含まれる」
という意味だと書いてあったからです。
ちょっと抽象的で、哲学的ですよね。
それで調べてみたところ、ホログラムとは、
どうやら物理学者によって生み出された
撮影方法らしく、3Dの物体像を記録できる
立体写真のことのようです。
ホロとは、ギリシャ語で「全体」を意味し、
ホログラムとは、「全体を記録したもの」
を意味する言葉のようなのです。
たとえば、りんごという物体に光を当てた時に、
反射する光を写真フィルムにキャッチし、
そのフィルムに別の角度から光を当てると、
りんごの立体画像が浮かび上がる
というものです。
つまり、このフィルムに写されたのは、
りんご自体ではなく、りんごが持つ波動
(波形パターンの周波数)です。
このように、りんご全体の情報が波動として
記録された写真のことを “ホログラム”
と呼ぶようなのです。
そしてさらに、この写真を半分に切って、
それぞれに光を当てると、りんご全体の
立体像が浮かび上がるという、不思議な
現象が見られるそうです。
またこの半分をまた半分に、そしてそれを
さらに半分に、と50回繰り返したとしても、
その切ったフィルムの切れ端すべてに、
りんご全体の立体像が含まれている
そうなのです。
このことから、ホログラムとは広義に、
「すべての部分に全体が含まれる」
という意味で使われています。
脳が見ているものとは?
このホログラムをイメージしやすくするため
の例として、スターフォーズの1シーンが
あります。
それは、ロボットのR2D2が光線を発して、
ルーク・スカイフォーカーにレイア姫の
3D映像を見せる場面です。これがつまり
ホログラム映像です。
写っている映像は立体でリアルですが、
手で触ろうとするとそこには何もなく、
あるように見せかけている虚像
でしかありません。
つまり、バーチャル・リアリティ(仮想現実)
ですね。
実は、脳が実際見ているものも、この
バーチャル・リアリティ(仮想現実)
なのではないか、
と示唆する実験がなされています。
つまり、脳はホログラム映像を映し出して
いるのではないか、という仮説を裏付ける
実験です。
ホログラム映像は、物体としての被写体を、
数学的手段を用いて、周波数という数値に
一旦置き換え、その周波数をフィルムに
記録することで実現できるそうです。
この現象は、テレビカメラが映像を電磁波の
周波数に変換し、その周波数をキャッチする
家庭のテレビが、それを元の映像に変換する
といったイメージですね。
これと似たようなことを、私たちの脳も
行なっているのではないか、
という仮説を裏付けるため、
神経生理学者が、ホログラム映像を
撮るために使われる数学的手段を
用いて実験を行いました。
その実験とは、格子縞模様と市松模様を、
先程の数学的手段で波形パターンの周波数に
変え、脳の視覚中枢がどう反応するかを
調べたものです。
すると驚くことに、脳は元々の模様ではなく、
それを波形に数値変換した周波数に
反応したそうです。
この実験によって、
「脳はホログラム映像を映し出している」
ということが絶対的に証明された
とまでにはならないにしても、
少なくとも、脳が周波数を読んでいる
ことが確認されました。
脳は五感を通じて周波数を感知している!?
また、物理学や生理学の分野では、視覚だけ
でなく、聴覚も周波数を聞き取っている
ということや、嗅覚も周波数を嗅ぎ取って
いること、触覚も振動周波数を感知している
こと、味覚も周波数分析によって得られて
いることなどを示唆する研究報告もある
ようなのです。
どうやら脳は五感を通じて、物や事象を
周波数というエネルギーで知覚している
ということが、科学的に解明されてきて
いるということですよね。
この説明は、練習していると突然感覚が
掴めて自転車に乗れるようになる、
ピアノが弾けるようになる、
ということも説明してくれます。
脳はホログラムのように全体の動きを周波数
として理解しているので、動きの一つ一つを
バラバラに記憶しているのではなく、
全体の動きのコーディネーションを、
五感で感知して理解しているからですよね。
引き寄せの科学
スピリチュアル理論として有名な
「引き寄せの法則」も、科学的に
このホログラム理論で説明できます。
脳がホログラムとして事象を五感で感知して
いるのなら、目に見えているものも、
見えていないものも、脳はただ周波数
として捉えているだけなので、
想像したイメージと実際の出来事、
あるいは物を区別できないという
ことになります。
目の前の現実が、実体なのか仮想
(バーチャル・リアリティ)なのか、
脳にはわからないということです。
逆にいうと、五感全てが脳を通して
波動を読んでいるので、
何かを引き寄せたいと思えば、
すでに手にしていることを視覚的に
イメージし、感触、匂い、味、音など、
できる限り全身の感覚を使って想像すると、
科学的シンクロニシティー、つまり
その周波数に一致した事象が生じ、
実現させることができる、
ということになりますよね。
今は科学的に証明できない分野を
スピリチュアルなカテゴリーに分類
されますが、科学とスピリチュアルは
出会いつつあるように感じます ☆